傾向 | 大問4題の構成で22~26問程度の小問が出題されており、以前は70分だった試験時間は2019年度から60分となっています。[1]から[3]が計算や文章題と図形の小問集合、[4]は西大和学園オリジナルの思考力問題という形式が定番となっており、幅広い分野から出題されています。また、2019年度以降100点強で推移していた受験者平均が今年度は90点ほどにまで下がりましたが、大幅な難易度の変化ではなく、時間配分が難しかったためだと思われます。 |
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対策 | 特徴的なオリジナル問題に目が向きがちですが、主な得点源はテキストや特訓教材などで練習してきた問題です。日々の勉強が得点に直結していることを意識してください。また、問題による難易度の差が大きいので、時間配分を意識すること、状況によっては問題を捨てる判断も重要です。日々のテスト演習を通じて練習しておきましょう。
【ポイント】
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傾向 | 説明的文章1題、文学的文章1題、知識分野・段落整序などの大問1題、計3題の構成が続いています。説明的文章では現代社会の問題点をあつかったもの、文学的文章では少年・少女を主人公として家族や他者との関わりを描いたものが多く選ばれる傾向にあります。 |
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対策 | 説明文では、話題と結論、具体例を述べている部分と抽象的に述べている部分を意識的にとらえること、物語文では、場面の移り変わりや心情の変化を見逃さないことが求められます。ふだんの学習でも、問いかけ表現、接続語、時間・場所の表現、心情語などに印をつけながら読むように注意しましょう。
【ポイント】
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傾向 | 物理・化学・生物・地学のそれぞれで基本問題レベルから発展問題レベルまで幅広く出されています。小問数が40問を超えるのが通例でしたが、昨年度に引き続き、2年連続で問題数が40問を割りました。難度も昨年度と同様でさほど高くありません。ここ数年は記述問題が出されており、総合力が必要です。計算問題には処理が複雑なものが多いため、すばやい処理能力や問題の取捨選択が必要です。計算や高度な思考を要する問題には難度の高いものが含まれているので、HIレベル特訓やテキストの発展問題などで、入念に対策しておきましょう。 |
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対策 | どの分野からも基本問題レベルから発展問題レベルまで幅広く出されています。知識問題は入試によく出るものが多くみられます。計算問題に時間を充てるためにも、知識問題を正確にすばやく解けるようにしておく必要があります。実験・グラフの読み取りは必ず出題されるので、対応できるように十分な練習が不可欠です。ここ数年出題されている記述問題に備え、普段からポイントを押さえた記述ができるよう、模範解答を真似しながら練習しておきましょう。
【ポイント】
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傾向 | 地理分野の出題が約半数を占め、歴史はそれよりもやや少なめ、公民は1割~2割弱です。大問4~5題構成・総小問数50問前後と出題構成は安定しています。地形図や統計の読み取り、文章正誤や文章記述など出題形式は多岐にわたります。問題用紙が30ページ超に及ぶこともあり、時間内に解ききるには素早く題意を読み取る力、正確な知識力、制限字数内に要点をまとめる文章力などが求められます。合格点確保には、標準レベル以下の問題を正解させることが重要で、他の最難関校以上に問題の取捨選択が得点を大きく左右します。 |
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対策 | 「試験時間40分をいかに活用するか」を突き詰める演習が必須です。演習は厳格な時間管理の下、優先順位をつけて迅速に問題を処理していくことを重視しましょう。
【ポイント】
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