算数

傾向 2019年度から形式が定着しており、大問数は4題で固定、小問数に関しては20問強で推移していましたが、今年は16問に大きく減少しました。出題内容は[1]~[3]が『計算』『文章題』『図形』の単問集合、[4]は西大和学園オリジナルの思考力問題という形式です。また、受験者平均が2023年度と2024年度は90点程度、2025年度は70点程度、今年度は男子85.1点女子78.9点と、若干の上昇はありましたが、非常に難度の高い入試が続いています。特に【3】と【4】の難化が顕著で、「数に関する問題」や「場合の数」が頻繁に出題されています。また難化に伴い、適切な時間配分の感覚や、取捨選択の意識の重要性が増していると言えるでしょう。
対策 比較的典型題の出題が多い[1][2]が主な得点源となります。経験のある問題は、短時間で正解を導き出せるように、「テキスト」や「Hi算数教材」などを徹底的に反復練習しましょう。後半の大問に時間を費やせるよう意識して解くことが大切です。また[3][4]に関しては、一見しただけで解き方が浮かぶような問題ではありません。問題文を熟読し、与えられたルールにそって作業をすることが要求されるケースがほとんどです。日々の問題演習の際も「図を描く」「表にまとめる」「書き出してみる」といった「作業」を意識的に練習しましょう。

【ポイント】

  • ミスは厳禁!素早く正確な計算処理力を身につけましょう。
  • テキストの発展編やHiレベル特訓の問題は全て短時間で解けることが必須!6年後半からは「最難関必出100パターン」を徹底的に練習しましょう。
  • テスト演習を通じて、問題の取捨選択能力を身につけていくことが重要です。時間がかかると判断したら早めに見切りをつけて他の問題に取り組む時間を確保するなど、自分なりの時間配分の感覚を養いましょう。

国語

傾向 説明的文章1題、文学的文章1題、知識分野・段落整序などの大問1題、計3題の構成が続いています。説明的文章では現代社会の問題点をあつかったもの、文学的文章では少年・少女を主人公として家族や他者との関わりを描いたものが多く選ばれる傾向にあります。
対策 説明的文章では、話題と結論、具体例を述べている部分と抽象的に述べている部分などの論理展開を意識的にとらえることが求められます。物語的文章では、場面の移り変わりや心情の変化を見逃さないことが重要です。ふだんの学習でも、問いかけ表現、接続語、時間・場所の表現、心情語などに印をつけながら読むように注意しましょう。

【ポイント】

  • 記述の設問の対策。記述の根拠となる心情・理由・主張などに印をつけること、誰に対する心情であるのかを明記すること、設問条件に合わせてまとめることを心がける。
  • 段落整序問題の対策。指示語、接続語、文末表現に印をつけながら、段落ごとの内容をとらえ、複数の段落をセットにし、最後に全体の順序を考える。

理科

傾向 物理・化学・生物・地学から各1題ずつ出題されます。例年は小問数が38〜40問程度で安定しています。今年度の出題も40題です。高度な思考力を要する問題も含まれ、記述問題は毎年1〜2問程度出題されます。特に物理・化学の計算問題は桁数が多く複雑なものが多いため、正確な計算力と適切な条件整理が求められます。難度の高い問題は大問の後半に集中することが多いため、最初から順に解き進めるのではなく、時間がかかりそうな問題は後で解くようにしましょう。
対策 知識問題を素早く処理し、計算問題や思考問題にできるだけ時間を多く充てることが重要です。実験やグラフから考察する思考問題が必ず出題されるため、実験内容を素早く把握する力とグラフを正確に読み取る力が必要です。さらに、自分でグラフに線を書き込んで、その後考える問題も出題されているため、数値の読み取りを素早く行う必要があります。これらの問題に対応するには、テキストの発展レベルの問題や過去の入試問題を用いた十分な演習が不可欠です。また、高度な思考力を要する問題に備え、日頃から多角的に物事を考える習慣をつけることが大切です。日常生活の些細な事柄にも問題意識や疑問を持つよう心がけましょう。

【ポイント】

  • 桁数の多い計算をミスなく正確に行えるように練習すること。
  • 考察を要する問題は、問題文から条件を丁寧に整理すること。その上で、正確に解く練習をしておくこと。
  • 現象の背景や仕組みを本質的に理解しておくこと。

社会

傾向 大問数は4題(地理2題、歴史1題、公民時事1題)、小問数は50問前後、出題割合も地理約5割・歴史約4割・公民(時事)約1割と出題構成に変化はありません。
他の最難関校に比べて、地理の出題割合が極めて高く、時間を要する難度の高い問題が集中しています。また文章記述問題が多く出題される点が特徴です。また、出題形式は多岐にわたり、資料などが膨大に提示されページ数が非常に多く、1問にかける時間配分を見極める力や、瞬時に取捨選択する対応力が求められます。合格者平均点を確保するには、歴史・公民時事分野の問題を確実に取り切ることが重要です。
対策 試験時間「40分」に対して、時間配分を考え戦略的に取り組むことが非常に重要です。厳格な時間管理の下、優先順位をつけて迅速に問題を処理していくことを重視しましょう。初見の問題に対する対応力を磨くことも必要です。

【ポイント】

  • 地形図や統計読取問題などは、入試問題や他の最難関校の類例を用意し、一定時間内に素早く解けるように訓練し慣れましょう。
  • 過去問演習の際、分野別の時間配分や問題の取捨選択を意識的に行い感覚を身につけましょう。
  • 文章記述問題には、既存の知識を使用して自身の言葉でまとめるとともに、作成した文章を教師に添削してもらう機会をつくりましょう。