傾向 | 1日目、2日目ともに、制限時間は55分、問題用紙は2枚、大問6題、小問13問前後という出題パターンは例年通りです。2日間の入試で幅広い分野に対する分析力、作業力が問われるため、苦手分野を作らないことが大切です。頻出単元は、例年通り、図形と速さの文章題です。今年度でコロナ禍での3度目の入試となり、難易度は2021、2022年度の易化傾向に歯止めがかかり、2019、2020年度の従来の難易度に戻りました。問題の難易度は上がりましたが、難問については、5割以上解ききる力を身につける努力が必要であることに変わりありません。 |
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対策 |
ボーダーは1日目が約60点、2日目が約50点の合計110点前後でしょう。難問が目立ちますが、解けない問題ばかりというわけではありません。問題の取捨選択眼を養い、作業力をしっかり身に付けて、1問1問の問題にじっくり時間をかけて取り組む練習をしておきましょう。
【ポイント】
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【1日目】傾向 | 例年、説明的文章1題・文学的文章1題の構成です。設問内容では、説明文は抽象表現の具体化と因果関係の把握がよく問われます。また物語では心情にかかわるものが多く出題されます。文章量は他の最難関校と比べると短めですが、登場人物の性別・年齢層の幅が非常に広く、様々な立場・視点に立てることが求められます。設問は字数制限のない記述式のものが多く、それに向けた練習を重ねることが必要となります。漢字・語句についてはテキストで取り扱うような基本レベルのものが出題されますが、書き取りだけでなく様々な知識問題に対応できる力もつけておきたいところです。 |
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【1日目】対策 | 文章は比較的短めとなるため、文章中のつながりを意識した読み取りが必要となります。問われている内容を正確に把握するとともに、その内容にあうようまとめあげる訓練を重ねていきましょう。
【ポイント】
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【2日目】傾向 | 1日目と同じく、例年、説明的文章1題・文学的文章1題の構成です。設問内容についても1日目と同様に説明文では抽象表現の具体化と因果関係の把握がよく問われ、物語では心情にかかわるものが多く出題されます。文章量は短めですが様々な立場・視点に立って考えられる力が求められます。なお、過去には外国人作家や外国が舞台の文章が出題されたこともあります。設問は字数制限のない記述式問題が多いため、これに対応できる力が大きく問われます。 |
【2日目】対策 | 1日目と同様に文章量は比較的短めとなりますが、感覚的に読み取ることが困難な文章が出題されるため、日頃から文章構成の把握につとめ、論理的に読み解く習慣をつけていく必要があります。記述式問題の攻略がカギとなりますので、問われている内容を正確に把握するとともに、その内容にあうようまとめあげる訓練を重ねていきましょう。知識問題は難度の高いものは多くありませんが、漢字の書き取りだけでなく、様々な知識問題に対応できるよう準備をしておく必要があります。
【ポイント】
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傾向 | 物理・化学が各2題、生物・地学が各1題で、物理・化学重視です。物理・化学の問題が非常に難しく、時間が不足する傾向があり、例年の平均点は57点前後です。今年度は知識問題が多く、受験者平均点は64.2点と例年よりかなり高めでした。 表を読み取る力、実験データから規則性を発見する力、難解な文章を読解する力が問われます。高度な計算処理力が要求されるので、過年度の入試問題などを利用して、練習しておく必要があります。 |
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対策 | まず、HIレベル特訓の問題は確実に得点できる力をつけましょう。その上で、素早く難解な長文・表・グラフを読み取り、規則・関係を見つけ出す力と記述力を養う必要があります。過年度の入試問題はスピードを意識して時間を計って取り組むことが大切です。
【ポイント】
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